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ダイエット中に摂りたい栄養素~油分は厳禁か?~
ツイートダイエット中に何かと敬遠されがちな栄養素といえばやはり油分(脂肪分)ではないでしょうか。
しかしそれらを極端に減らしてしまうのも考えものなのです。
●油分(脂質)の役割とは?
油分つまり、脂質や脂肪というのは、5大栄養素のひとつであり、人間の体にとって必要な栄養素となっています。
そして私たち人の細胞膜や血液、ホルモンなどをつくるもととなるもので、さらにはビタミンAやビタミンD、ビタミンEといった脂溶性のビタミンの吸収性を高めてくれる栄養素でもあります。
また、油分は1gあたり9kcalとなっていて、栄養素の中でも非常に高カロリーなのですが、そのためにエネルギー源としても使われることもあります。
さらには脂質の中には、「必須脂肪酸」といって人の体内では生成することのできない脂肪酸を含んでいるものもあり、優れた健康効果をもたらしてくれるものもあります。
●油分(脂質)が不足すると?
油分、脂肪分と聞くとどうしてもダイエットには良くないとイメージしがちで、
確かに摂りすぎることで体脂肪につながったり、悪玉コレステロールなどの問題で健康を損なう恐れもあり、やはり摂りすぎはよくありません。
しかしその逆も問題で、例えば、皮膚や髪の毛は油分によってなめらかに保たれているものであり、
脂質が不足することによってお肌や髪の毛がパサパサ、カサカサになってしまったり、
さらには、上記のとおり脂質はホルモンの生成にも関わる栄養素となっていますので、不足することでホルモンバランスの崩れを招いてしまうこともあり、
特に女性の場合、生理不順や不妊症といったことにもつながってしまうこともあります。
また逆に適切に補ってあげることで美しいお肌や髪の毛を保つことができるようになりますし、女性の健康維持のためにも重要な栄養素ということができます。
●油分(脂質)が空腹感を減らしてくれる?
油分(脂質)というのは、適度に摂ってあげることで空腹感を減らしてくれるというダイエット中にはありがたい効果が得られるものでもあるのです。
というのは、油分は消化や吸収に時間がかかる栄養素でもあり、そのために胃や腸の中で長時間滞留することになり、それだけ腹持ちをよくすることができるようになるからです。
ですから適度に油分を摂ってあげることは、空腹感を効果的に和らげることにつながり、ダイエットの助けとすることもできるんですね。
●肉よりも、魚介、植物から
ただ、油分(脂質)であればどんなものからとってもいいというわけではありません。
脂肪分というと牛肉や豚肉を思い浮かべますが、そういった動物性の脂肪分の場合、「LDL(悪玉コレステロール)」とよばれる飽和脂肪酸を増やしてしまい、
肥満はもちろんですが、あらゆる生活習慣病につながってしまう恐れもありますので、 脂質はできるだけ、魚介類や植物性のものから摂るようにしましょう。
特に、イワシやサバ、サンマといった青魚には、「HDL(善玉コレステロール)」と呼ばれる不飽和脂肪酸が多く含まれていますので、健康にもよく、ダイエット中にもおすすめですし、
植物性の油であれば、オリーブ油にもHDLは多く含まれていますので、積極的に取り入れてみてもいいでしょう。
●1日にどれくらい?
ダイエット中であっても適度に摂りたい油分(脂質)ですが、やはり摂りすぎは禁物です。
1日の摂取目安としては、総カロリーのうちの10~25%程度が理想とされており、 上記のとおり、動物性のものよりも魚介類や植物性のものから摂るようにしましょう。
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